過食嘔吐のツラサ

【過食嘔吐歴20年】過食嘔吐をかかえる人の身体的症状とは

身体

こんにちは。かるがもです。

このブログにお越しいただき、ありがとうございます。

 

私は、15歳から35歳までの20年間、過食嘔吐(神経性過食症)を繰り返してきました。

”やめたくてもやめられない”

過食嘔吐の苦しさを嫌という程あじわいました。

過食嘔吐で苦しんでいる方に向けて、少しでもやめられるきっかけになれば、と思いこのブログを書いています。

 

過食嘔吐の身体的症状

過食嘔吐を続けていると、精神的にも身体的にも、よくない症状がでてきます。

今回の記事では、

”過食嘔吐をもつ人の身体的な症状

について触れたいと思います。(別の記事で精神的な症状についても触れたいと思っています)

 

過食嘔吐を続けていると、どんな身体的な症状が出てくるのか知っていただき、

「過食嘔吐をやめるきっかけにしていただけたら…」

と思っています。

 

もちろん過食嘔吐をもつ人が、すべて同じ症状なわけではありません。

わたしが20年間、過食嘔吐を続けてきた中であらわれた症状です。

 

身体的症状①歯への影響

歯

歯がもろくなる”のは、過食嘔吐の身体的な症状として、あらわれやすい症状の一つではないでしょうか。

 

過食嘔吐の人は、胃の中で消化途中だった食べものを、毎日のように口から吐き出します。

胃液は強い酸性です。

そんな胃液が何度も口内をとおることにより、口の中が酸性となってしまいます。

口の中が強い酸性になることによって、引き起こされるのが”酸蝕症”という歯の病気です。

酸蝕症とは
酸性が強いものを口にすることによって、酸によって歯のエナメル質からリン酸カルシウムの結晶が溶け出してしまうことをいいます。歯がもろくなり、歯を失う可能性のある歯の病気です。

 

わたしは、黄色い胃液が出るまで(胃の中が空っぽになるまで)吐くことは、できるだけしないようにしていました。

そこまで吐くことを身体が受け付けなくて、毎回胃が空っぽになるまで吐けなかったことも理由にありますが、そこまで吐くと、それこそ次の日へのダメージが大きかったからです。

 

なので、胃液で歯がボロボロになる、という状態にはなりませんでした。

 

それでも、

  • 前歯の下端はギザギザと欠ける
  • 虫歯の詰め物はすぐ取れる
  • ホワイトニングしても歯がすぐに黄色くなる

という歯への影響がいくつかありました。

 

30代のうちに過食嘔吐をやめることができましたが、40代・50代になるまで続けていたら、60歳になる頃には歯が全部なくなっていたのではないか…と思います。

 

身体的症状②手への影響

手食べたものを吐くためには、口を大きく開けて、喉に手を無理やり突っ込みます。

その際にできてしまうのが”吐きダコ”です。

手を何度も口の中に突っ込むので、歯が当たってしまう手の甲に、”タコ”ができてしまいます。

過食嘔吐をしていた期間は、わたしの手にもずっとありました。

 

左手の甲、薬指の下あたり。

わたしはそこに歯が当たりやすいらしく、過食嘔吐がはじまってから5年ほどは、知っている人がみれば、

”この人、過食嘔吐だな”

とわかるくらい吐きダコがありました。

 

ですが、わたしは吐きダコがあると、

「周りの人に過食嘔吐がバレてしまう…」

と思い、吐きダコができるだけ大きくならないように、吐くことを覚えました。

 

それ以来、わたしの手には、うっすらとした吐きダコはありましたが、吐きダコだとはわからないレベルだったと思います。

 

過食嘔吐を克服した現在では、吐きダコは完全になくなりました。

 

身体的症状③顔への影響

顔
顔のゆがみ”。

これも、食べものを吐くとき、口に無理やり手を突っ込むことによって起きる影響です。

 

過剰に食べた食べものたちをすっきりと吐き出せるまで、口に手を突っ込んだまま、何十分もそのままでいることもあります。

何度も強い力で、口に手を出したり入れたりすることもあります。

 

毎日のようにそんなことを繰り返していると、少なからず顔が歪んでくるのです。

 

過食嘔吐を繰り返している期間には気付きませんでしたが、

  • 過食嘔吐を繰り返している頃の顔の写真
  • 過食嘔吐を克服してから数年経った今の顔の写真

を見比べてみると、過食嘔吐を繰り返している頃の顔がとても歪んでいたのです。

 

自分でもびっくりしました。わたしは左手を口に突っ込んでいたため、どうしても、顔に左側から加わる力が強くなります。

そのせいか、過食嘔吐を繰り返していた頃の顔は、口の左側が右に比べてかなり下がっていて、顔の左側も今と比べるとだいぶ強張っていました。

 

自分で見れば気付く程度だとは思いますし、加齢による顔の変化もあるかもしれません。

ですが、過食嘔吐をしなくなった今の顔は、左側の強張りもなく、口角の下がりもだいぶ改善されたと思います。

 

身体的症状④体型への影響

体重体型への影響というか、体重の変化ですね。

実はわたしは、

  • 過食嘔吐をはじめる前
  • 過食嘔吐をくりかえしていた期間
  • 過食嘔吐を克服してから

これらの期間をとおして体重はほとんど変わりませんでした。激痩せしたわけでもなく、激太りもしませんでした。(むしろ過食嘔吐をやめてからの方が少し痩せたくらいです)

もちろん、その時々によって最大5㎏くらいの幅はありましたが、それでも5㎏です。

 

これは「神経性過食症」の特徴でもありますが、この分類の過食嘔吐をもつ人は、体型がほとんど変わらないことが多いそうです。

 

自分の体でも感じるのですが、

”これ以上痩せるとまずいかも”

とちゃんと身体が反応して、食べたものを全部吐き出すのではなく、一定量は吐けないようにしているのだな、と感じることがありました。

 

意思と違って身体は、ちゃんと自分を守ろうとしていたんだな、と今では思います。

 

まとめ

こうして見てみると、わたしには目立つ過食嘔吐の症状は、ほとんどありませんでした。

 

わたしは過食嘔吐であるということを、周りの人に知られたくなかったので、”意識的に身体的な症状を出ないようにしていた”からでもあります。

 

その変化のなさが、自分を安心させ、周りの人にも気づかれず、過食嘔吐が長引く原因にもなったのかもしれないとも思っています。

 

ただ、40代、50代になっても続けていたら、歯はなくなり、顔は激しく歪み、胃も食道も荒れ果て、大きな病気になっていたのではないかと思います。(その前に精神がボロボロになっていたかもしれません)

 

もちろん20年間もの長い期間、過食嘔吐を続けてきたのです。

身体の内部は見れないので、長年積み重ねた過食嘔吐の代償が、数年後、大きな病気となって出てくるかもしれません。

 

でも、それでも、いまこの時に過食嘔吐をやめられていてよかった、と心から思っています。

 

過食嘔吐を止めるなら1日でも早いほうがいい。

このブログが、過食嘔吐で悩む方にとって、少しでもやめるきっかけになるのなら幸いです。

 

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参考:
omron 歯が溶ける?酸蝕歯に気をつけよう